高山市から観光バスで上高地へ移動。堂々とそびえる穂高連峰、美しい水がとうとうと流れる梓川(あずさがわ)、標高1500mにある山岳景勝地には涼を求めて日本人、外国人問わず驚くほどの観光客がいた…。その日の名古屋や松本の気温は32〜36度だったが、上高地は28度程度。常に風がそよいでいて、川で冷やされた風はさらに涼しく心地よい…ハイキングをしながらも涼しいって最高!

このツアーでは、昼食を含め3時間ほど時間が割かれていて、たくさん歩きたい人は「大正池ホテル」付近、そこそこ歩いてみたい人は「帝国ホテル」付近、歩くのはちょっと…という人は集合場所の「上高地バスターミナル」というように選択肢を設けてくれた。大正池ホテル付近で降りたのは私を含め3、4人だったが、本当に素敵なハイキングコースだったので満足。

途中、「ウエストン碑」なるものを発見したが、全然知らない人なので説明書きを読んでひとつ勉強になった。

英人牧師ウォルター・ウエストンは、明治21年(1888年)から同28年(95年)まで日本滞在中に槍ヶ岳や穂高の山々を数多く歩き、我が国に近代的な登山意識をもたらし、日本山岳会結成のきっかけを作りました。
また、その間の紀行文「日本アルプスの登山と探検(明治29年)」により、中部山岳を世界に紹介するなど、その業績は高く評価されています。
ここにあるレリーフは、日本山岳会が昭和12年にウエストンの喜寿(77才)を祝って作ったもので、昭和40年いかけなおされています。

とのこと。

ハイキングコースの要所要所に食事ができる場所はあるのだが、時間配分がよくわからないので、とにかく集合場所近くまで行ってご飯を食べることにした。河童橋周辺には土産物屋や軽食の売店があるのだが、人でごったがえしていた。なんとか飲み物と信州牛のおやきを購入(野沢菜にすれば良かったと後悔)。パラソル付きのテーブルがいくつかあり、ほぼ満席だったけれど、ひとつ空席を見つけたので相席させてもらう。大学生らしい日本人と還暦を過ぎたアメリカ人男性…見知らぬ3人で軽くおしゃべりした。

アメリカのおじさまは私が北海道から来たことを知ると、「北海道にも行きたいと思ったが年齢のせいでレンタカーが借りられないので諦めた」とか言っていた。年齢制限があるという知らなかったので、後で調べたところ保険やレンタカー会社によって65歳以上は不可な場合があるらしい。他には「山の天気は変わりやすい…」という話から、アメリカでも気象状況が最悪で有名なワシントン山(Mt. Washington)の話になって、そこには気象観測所(Mount Washington Observatory)もあるらしいのだが、おかげで凶悪な天気の様子をYoutubeで見ることができると教えてくれた。うわぁ、ホント酷い天気の山だ。メチャクチャ久しぶりに英語を話せて楽しかった。

お土産に木彫りの小さなカッパがついた携帯ストラップとツキノワグマのマスコットを購入。胸の白い模様があるだけで、なんかとても可愛らしい。さて、バスターミナルには多くの観光バスが停車していて、自分のバスを見つけるのに少し時間を要した。シーズン中は名古屋、大阪、東京からの直行バスもあるようだし、岐阜や松本からもバスがある様子。

そうそう、私のYourubeチャンネルで植物に注目したこの旅の動画がアップされているので、上高地の清々しさなど含めて楽しんでいただけたらと思う。
【Link】旅log「植物で感じる夏」…白川郷・飛騨高山・上高地・奈良井宿/札幌園芸日記

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