かわいい街、エジンバラ
Posted: 2005年05月11日(水)01時54分49秒4月19日、20日スコットランド観光最後の都市、エジンバラ
列車でヘイマーケット駅に到着。グラスゴーとは打って変わってお天気も上々。気温も高いのか花が見事に咲いている。あ~いいなぁ、エジンバラは!
21日(木)は09:05発のロンドン行き飛行機に乗らなければいけないので、駅に近い宿を手配することにした。「スコットランドの歩き方」を調べてヘイマーケット駅近くの”The Afton Town House”を手配。グラスゴーを早めに発つつもりだったので、早めに宿にチェックインしたい旨も電話で伝えておく。
ちょっと迷いつつも無事到着!従業員がもっといればホテルでもいいのでは?と思う建物だったが、部屋が4階でエレベーターがないので結構大変。主人と手伝いの男の子が荷物を運んでくれたが「なんでレンガを持ち運んでるの?」と言われるくらい私のスーツケースは重くなっていた。マッキントッシュのどデカイ本を買ったのが間違いかな…(それだけじゃないだろ!)。
部屋は全体的に古ぼけたイメージだが、ずいぶん広い部屋でシャワーも問題なく熱い湯がでる。早速仕度を整えてエジンバラ城に出かけることにした。初めて歩く道なのとずっと登り坂なので随分歩いた気がする。しかし天気が良いって素晴らしい!
素敵なレストラン The Witchery
ちょうど昼時、この日は私の誕生日ということもあり、mieがエジンバラ城近くの”The Witchery“というレストランで御馳走してくれた。16世紀の建物を利用した高級レストランらしい。入口から建物までつづく小道もなにやら雰囲気が良い。入ってみるとなるほど高級そうなレストランだ。営業時間を見ると「12:00-16:00, 17:30-18:30, 22:30-23:30」ってワケわからん。要するに夜は予約がいるんだろう。
周りを見渡すと観光客らしき人もたくさんいるし、驚いたことにはTシャツにジーンズというツワモノもいた。しかし彼はどうもレストランの人と知合いらしい。入口で夜の予約をしていたご夫人は服装コードについて尋ねていたが、ランチタイムは肩ひじ張らずに食事ができそうだ。
ランチのコースメニューを頼んだら、Very Good! 私のメインはタラのリゾット、mieは鴨のグリル。ホントおいしい。夕食だと随分お高いのだろうが、ランチは値段もまぁまぁ、ウエイターもフレンドリーだしオススメです。
エジンバラ城に行く
しかしエジンバラ城(Edinburgh Castle)の入場料は高いなぁ。9.80ポンド。今まで沢山の城を見たので、「mieはエジンバラ城はやめてホリルードハウス宮殿とか見た方がいいんじゃない?」と言う。しかぁし、エジンバラに来てエジンバラ城に行かないのは邪道だと思ったので、先ほどの食事のお礼として(って少ないけど)ここは私が出し入場。中に入るとまずは社会見学中の小学生がワンサカ。時間は2時を回っていたと思うが結構人がいる。さすがエジンバラ城。 入口付近の展示室を見学した後、てくてくと坂を登って行くと、まぁ素敵な景色。晴れているので綺麗にエジンバラの街並が一望できる。フォース湾も美しい。ところで毎日13時に城内のミルズマウント砲台から空砲が撃たれるらしいので、見たい人は時間までに入場すること。
「運命の石」や「グレートホール」「スコットランド戦没者記念堂」のステンドグラスは必ず見なければならないアトラクションだが、他にも「ここ入っていいのかな?」と思えるような場所でも見学できたりするので、全部しっかり見てさらに理解を深めたい人は城の入口で日本語のガイドブックを買おう(私は帰る時に買ったけど…)。城内の国立戦争博物館にあったナポレオンのゴールデン・イーグルが私とmieにとって大変興味深かった。日本語オーディオガイド付き観光バス
次の日は観光バスに乗る。2社くらいあるが “City Sight Seeing” は日本語のオーディオガイドが聞けるのでオススメ。 結局ホリルードハウス宮殿やカールトン・ヒルは通り過ぎただけで見学しなかった。
その後とりあえず、Royal Mile(ロイヤルマイル)を歩いてみることにする。High Streetの両側にはパブやカフェ、おみやげやなど雰囲気の良いお店が立ち並ぶ。ここにはスーパーやBoots(ブーツ/ドラッグストア)、WH Smith(ダブリューエイチ・スミス/本・文房具屋)など、どこでも目にするチェーンストアはないので、おみやげ以外の買い物をするならPrinces St(プリンスズ・ストリート)へ行こう。
外見は地味目な聖ジャイルズ大聖堂(St Giles’ Cathedral)。でも、中のステンドグラスや聖シスル礼拝堂(要1ポンド寄付)は素晴らしい。直ぐ近くにある「子供史博物館(Museum of Childhood)」も中々面白かった。ショップで売っているビクトリア調のシールがカワイくて、思わずたくさん買ってしまう。その後ロバート・バーンズグッズが売られている近所のカフェでお茶をして再び観光バスに乗る。
バスの終点で降り、花が咲き乱れる公園を通ってナショナル・ギャラリー・オブ・スコットランド(the National Galleries of Scotland)へ行ってみる。ところがここでハプニング。道路が通っているレベルからみるとナショナルギャラリーとロイヤル・スコティッシュ・アカデミーは別々の建物なのだが、二つの建物は地下でつながってこの公園にでる。
「ロイヤル・スコティッシュ・アカデミーから見てみる?」と地下からエレベーターを使って”Entrance”の表示がある場所へ。しかしギャラリーの入口らしいものはない。変だなと思いつつ、もう少し上のギャラリー階に行ってみると、なにやら絵が展示してある。「OK、OK、ここなのね。」と呑気に絵を見ていたら、係員の兄さんに「リュックは手に持って。」と言われた。「分かったよ。」と答えると、今度は「チケットを見せてください。」と来たモンだ。「はぁ~?チケットなんてないよ。どこで買うのよ?」と訪ねると兄さんはあきれ顔でチケット売り場に案内してくれた。なんだよ入場料かかるの~?えぇ、6ポンド!!
しかし、今さら「やっぱり見ません。」とは言えない。どうやらここだけ「スコットランドの自然と動物」だかなんだかの特別展示だったらしい…。これってヒドイ。エレベーターを降りたところに、「入場料が必要です」ってはり紙しとけよ!!後で地下に戻ってみたら、たしかに展覧会のポスターが貼ってあったけど、たいした大きさもないので目立たんちゅー!
例の兄さんもイヤなカンジ。だって始めの「リュック云々」って私が英語を理解するかどうか確かめたワケだ…。それから「チケットを…」ってやらしくない?あきらかに観光客が間違って入っちゃったんだから、「ここはチケットが必要ですが、お買い求めいただけましたか?」とか聞いてくれればいいのに…。英語が話せるかどうかなんて関係ないよね、この場合。すっかりムッとしながら国立スコットランド美術館を見学。レンブラントの自画像やルーベンス、ボッティチェリなどなど。こじんまりしていているが見る価値はあり…なにしろタダだし。
その後は歩いてヘイマーケットへ戻り、昨日から目をつけていたパブでビール&ご飯。昼を食べていないので、フライドポテトや豆、チキンナゲット、エビのフリッターなどがどっさり乗った皿とビーフステーキを注文してmieとシェア。バーの兄さんに選んでもらった「オススメビール」と共にムシャムシャ食べる。パブ料理もいいよな。おいしい、おいしい。
バーのスタッフはフレンドリーだし、お腹も一杯になって気分も回復した。あ~明日はとうとうロンドンだ。長かったような短かったような、しかし充実したスコットランド旅行だったよ。 ありがと~、スコットランド!
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