雨続きのグラスゴー
Posted: 2005年05月11日(水)01時27分34秒あ、そうそう休館中のケルヴィングローブの展示物の一部が繁華街サーチホール・ストリート(Sauchiehall St)にある マクレラン・ギャラリー(Maclellan Galleries)に展示されているので行ってみてはいかがだろう?
4月16日-18日グラスゴー、まずはレンタカーを返却
ガイドブックや友人知人の情報だと「グラスゴーは大都市だが観光するにはたいして面白くない」ということ。しかしグラスゴーとエジンバラ合わせて5泊しなくてはならない。グラスゴーのユースホステルは4つ星で良さそうだし、3泊して自炊すればかなり安上!
スターリングからグラスゴーへモーターウェイを爆走。モーターウェイのくせに途中工事で一車線になっている場所があり驚く。今日から3日間自炊なので、スターリングのTescoで缶詰めやミネラルウォーター、じゃがいもたまねぎ等等しっかりと買い物を済ませておいた。
11:00にはユースホステルへ到着。小高い丘の上にある住宅街で駐車場らしきものはない。路上駐車の車がたくさんあったが、なんとか空きを見つけてチェックイン。実際にはチェックインの時間には早すぎるので、鍵がしっかりかかる物置部屋へとりあえず荷物を入れさせてもらうことにした。
それにしてもグラスゴーの天気は最悪。スコットランドの天気は変わりやすく晴天でも3時間後には雨が降ったりする。逆に雨が降っていてもまた日がさすことも多いが、グラスゴーの3日間はず~っと雨でとても寒い…。なんだか愛想のないハーツの兄さんに無事にレンタカーを返却した後、まずはギャラリー・オブ・モダンアート(Gallery of Modern Art)へ歩いて行ってみた。
ミュージアムの前の銅像の頭になぜか工事用のコーンが被せられている。誰かがいたずらしたのだろうが、他の場所にあった銅像にもコーンが乗っていたので何かの流行なのだろう(んなワケあるか!)。ミュージアムはそんなに広くないので短時間で見学可能。入場料無料。
ハーツからここまで結構歩いて喉が乾いたので、ミュージアムの周辺にたくさんあるカフェの中、コスタ(Costa)でお茶をすることにした。その後ブキャナン・ストリート(Buchanan Street)をブラブラ歩き、ユースまで戻る。
Firstの観光バスに乗ろう!
17日も曇りのち雨。昨日「i」で観光バスの資料をもらってきたので、Firstが運営するバスに乗ることにした。もう一社あるが、Firstは観光バスだけじゃなく路線バス(ほとんどFirstのバス)にも乗れちゃうのだ。そう言えばスコットランドの観光バスは2日間有効というのが多い。料金は8ポンドだが、昨日「i」に行ったら割引き券をくれたので、7.5ポンドになった。
さてさて、まずは途中下車せずにグルリとひと回り。天気が悪いせいもあるが、建物もすすけていて暗~いカンジの街だと思った。一応ここ10年くらい市が歴史的建造物の清掃をしているらしく、昔はもっと建物が黒かったそう…有名なグラスゴー大聖堂はあいかわらず真っ黒だが、壁の石がやわらかすぎて清掃が行えないらしい。ってことは大昔のグラスゴーの多くの建物は今の大聖堂なみに黒かったのかしらん?
そうそう、グラスゴー大聖堂のすぐ近くにある宗教博物館。ダリが書いたキリストの絵があったり、世界の宗教についての展示がなかなかオモシロイのでついでに訪れてはいかが。
それにしても、楽しみにしていたケルヴィングローブ・ミュージアム(Kelvingrove Art Gallery and Museum)に行ってみたら「2006年夏まで工事中のため閉館」という看板が出ていてガッカリ。日曜だったのでたまたま近くで開催していたアンティーク・マーケットに足を運んでみる。入場料1.5ポンド。こじんまりとした室内マーケットだが銀製品から古切手、宝石、陶器、洋服とバラエティーに富んでいて眺めているだけで楽しい。かわいい花の刺繍がしてあるテーブルセンターやコースターが小さいもので50P(100円ほど)、大きいものでも3ポンドだったので購入する。
mieは風景が描かれた小さなペンダントを気に入ったよう。「少しまけてくれないかな?」というので店の主人に尋ねてみた。おや、結構値引きしてくれるのね~。その後はまた街をウロウロ。
クレジットカードへのチャージミス
ショッピングセンター内にあるH&Mで買い物をしたら思わず時間がかかってしまった。なんて言ったってスエードのジャケットが半額という表示がでていたので購入したら、思いっきり普通の値段でクレジットカードにチャージされた。レジの姉ちゃんに「これって半額じゃないの?」と聞いたら「ちがう」と言う。納得できなかったので、そのジャケットがかけてあった場所に戻りその辺にいた違う姉さんに「このジャケットが半額なのよね?」と確認。姉さんも確認しに戻ってくれて、やはり半額になっていることが判明した。後は事情を述べてカードに取られ過ぎた分を戻してもらう手続きを済ませ買い物終了。なにしろUKなのでこれくらいのことでは驚かないが、ちゃんとカードに返金されるか不安。(後日ちゃんと返金されました。)
マッキントッシュだわさ
4/18(月)グラスゴーへ来た理由の一番の理由はグラスゴー大学でマッキントッシュの作品を見ること!大学付近は学校の建物が色々あって、どこへ行けば良いか迷う。人に尋ねつつなんとか到着。朝一番10:30のツアーに参加することになった。インド系の美人学生さんはキレイな英語を話す人だった。肩が大きく開いたシャツの左肩の部分が腕の方にズリ落ちている(落としている?)のでブラの線が見えてとても気になる…。建物の入口付近からツアーはスタート。明と暗、狭さと広さが繰り返される建物は大変興味深い。マッキントッシュがウィロー・ティールーム(The Willow)などのためにデザインした家具類や、妻が描いた絵も見ることができ充実したツアーだった。一応ウィロー・ティールームにも行ってみたが、雰囲気は楽しめるもののマッキントッシュの作品などは美術館やグラスゴー大学にいってしまっているので、あまり期待するとガッカリする。
さて、mieもerikoもそれぞれ携帯電話を持っていることもあり、ここからは自由行動にしてみた。私はもう一度観光バスでグラスゴーの街をひと回りし、ブキャナンストリートから地下鉄に乗ってみる。環状なのでどこまで乗っても1ポンド。しかし地下鉄も街同様暗い雰囲気。Outbound(外回り)とInnerbound(内回り)があるが、行く当てがあるわけではないのでどっちに乗っても一緒。結構揺れるのでちょっと乗り物酔いしてしまった。豪華な建物のグラスゴー・ユースホステル
ところで、グラスゴーのユースホステルはユースホステルらしからぬ重厚で豪華な建物だった。二段ベッドで4人部屋なのは変わらないが、部屋にトイレとシャワールームが付いている。問題は大都市ゆえに常に混んでいること。メンバーは変わるものの常に部屋のベッドに空きはなかった。逆に同部屋の人やキッチンで顔を合わせる子たちと話ができるので、そういう楽しさはあるし、長旅中は「自炊可&洗濯可&インターネット可」なのが結構ウレシかったりする。今回の旅行がはじめてのユースホステル体験だったが、なかなかいいかも。※右写真:木彫りのナイスな階段
人気のフットボールチーム
グラスゴーはセルティック(Celtic)とレンジャース(Rengers)二つの人気フットボールチームのホームタウン。ユースに宿泊していたスコットランド人同士が「君は緑(セルティック)か青(レンジャース)か?」と尋ねていたのが印象的。
「グラスゴーではセルティック・グッズを何か買おう!」と思っていたので、セルティックショップを覗いてみた。結構色々なグッズがあるねぇ。女の子用の可愛いTシャツがバーゲンで安くなっていたので、それを購入!
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■スコットランド旅行の詳しい計画状況がわかる「2005年スコットランドに行っちゃった報告」も一緒に読んでね!