札幌文化芸術劇場 hitaruができてから、色々な芸術を楽しむことができるようになって嬉しい限り♡
2018年、こけら落としのオペラ「アイーダ」を奮発して見に行き、初めてみるオペラに感動!
宝塚は、今はなき厚生年金会館で見るより、hitaruで見る方がキラキラ感が増しているように感じます。
そして北海道が誇るバレエアーティスト・芸術監督 熊川哲也氏が主宰する「Kバレエカンパニー」が3年前から公演してくれるようになりました。ウレシイ!

私はそれほどバレエ観劇に興味はなかったのですが、バレエ好きな友人に連れられて「白鳥の湖」「ジゼル」なんかを過去に見に行ったことがあります。クラシックバレエ観劇となるとなんだか格調高いイメージ…ちょっと肩肘はって行くイメージがありますし、ストーリーを事前に学ばないと分かりづらいことも多い…。

そんな中、初めてKバレエの「シンデレラ」を見た時は衝撃を受けました。舞台装置や衣装などの素晴らしさはもちろん、なにより感動したのはストーリーの分かりやすさ。バレエにはセリフがないので、キャラクターの感情や時間の流れ、ストーリーの展開を踊りで表現しなければなりません。
バレエを一度も見たことがない人でも楽しめる舞台…バレエの根本的な部分は変えず、高い芸術性と分かりやすさを両立させるのはとても大変なことだと思いますが、熊川先生は見事にそれをやってのけます。

今回の「マーメイド」では、海の中の舞台装飾や生物の衣装が本当に美しく、さらには海中の無重力のような動きが見事に表現されていて驚愕。バレエっぽくない動きが多いので、ダンサーの方も苦労されたのでは?と思ってしまいました。また、マーメイドの純真さや可愛らしさが素晴らしく、ストーリーに引き込まれてしまいました。

魚たちの変わった踊りも楽しかったし、プリンスとプリンセスのパドゥドゥなど、クラシックバレエ本来の美しい踊りも盛り込まれ、大人も子どもも楽しめる最高の舞台でした。

バレエが多くの日本人に受け入れられるには、本当に分かりやすい作品がもっと必要だと思うので、さらなる熊川先生のご活躍とKバレエカンパニーの発展をお祈りしています!

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