ブレイマーから北上、グレンフィディック蒸留所、アヴィモア
Posted: 2005年05月08日(日)11時34分17秒4月10日ブレイマー城
スコットランド・ドライブ旅行、初日は無理をしない距離で宿泊しようと思っていたが、意外に遠くまで走れることが判明!スコットランドの東側は山も少ないせいか、ガソリンもあまり減らない。 Ballater(バラター)のB&B「Creag Meggan」は家の概観はパッとしないものの、部屋はかわいらしく、なにより女主人が非常に愛想の良い人だった。朝食の時、彼女といろいろおしゃべりをした。スコットランド旅行のベストシーズンは5月頃らしい。気温も少しずつ高くなり、夏にくらべて雨も少ないから…。その後ブレイマー(Breamar)城を見るために西へ向かう。昨日訪れたバルモラル城の前に報道陣が集まっている。チャールズ皇太子とカミラさんが来るのだろう。
ブレイマー城は小さな城だが、入場料が安めで中の展示物もまぁまぁオモシロイ。駐車場もタダだし…。全部見るのに30分ほどの大きさだが、ドラム城でかなりガッカリした(入場料+駐車料金で10ポンド払った割にはたいしたことなかった)だけに、ずいぶんとコチラのお城には高ポイントをつけてしまう。
ところで、一般的に城の入場料は3~8ポンドと値が張るうえに、駐車料金もかかったりするので、行く先々の城をすべて見学していたら大変かも。
景色が素敵なB道路
さて、ここからもう一度バラター方面へ戻り、A930を北上、トミントウル(Tomintoul)を経由してダフタウン(Dufftown)にあるグレンフィディック蒸留所へ。その後アヴィモア(Avimore)のユースホステルに宿泊する。A930はバラターの街の中心近くを通っているのだが、間違えてかなり手前の道B976へ入ってしまった。
ところが、これが大正解!日本では見ることのないワイルドな景色が広がっていた。オークニーでも雪が降ったが、スコットランド本土でも雪が降ったようで道の脇には雪が積もっている。遠くの山の頂には白い冠。しばらく走ると羊たちの道路横断シーンに出くわした。
■【動画】バラター付近B976羊がたくさん(QuickTime形式)
グレンフィディック蒸留所
途中トミントウルのClock House Restaurantでお昼。「今日のスープ(スープにパンがついてくる)」はミネストローネ。美味しい!パンもこれまたフワフワ焼きたてで very good。今のところスコットランドでの料理、まったくハズしてませんな。あまりというか全然ウイスキーには詳しくないし好きでもないのだが、スコットランドへ来て一つも蒸留所に寄らないのは邪道では?と思い、グレンフィディック蒸留所(Glenfiddich Distillery ※サイトヘアクセスするには年齢の記入が必要)へやって来た。立派な蒸留所で観光客も多く訪れそう。ウレシイことに入場料無料で、一番最初に見せられる映画には日本語のオーディオもある!
その後、ガイドさんが施設を案内してくれるが、さすがに日本語ができるガイドさんはいないので、数名のイギリス人(イングランド人)とともに英語のツアーに参加。20代前半と思われる女性職員さんがウィスキーができるまでを親切丁寧に説明してくれる。それにしても、すごいスコットランド訛りだ。Rの音が巻きまくっているし、妙に尻上がりのイントネーション。それでもハッキリゆっくりめに話してくれるので、なんとか話の大意は汲めた(本当か?)。最後にはお決まりのウィスキー試飲。ほんのチョッピリでも顔が赤くなる。 グレンフィディック蒸留所のお手洗いには是非行って欲しい。ゴージャス!さて、アルコールが抜けるまで休憩し、アヴィモアのユースホステルへ向かう。まだ日暮れまで結構時間があったのと、アヴィモアがどれほど大きな街だがわからなかったので、地図上では大きな都市に見えるキース(Keith)までドライブ。テスコを発見し、夕食の買い物をする。あとはA95を南下すればいいだけ。途中の道沿いでアヴィモアからブルームヒル間(片道約40)を結ぶストラススペイの蒸気機関車が走っているのを見た。
アウトドア・リゾートのアヴィモア
到着してみるとアヴィモア(Aviemore)はなかなか大きな街だ。アウトドア・リゾートとして人気の様子。冬にはスキーもできるし、グレンモア森林公園がすぐ側だ。
オークニーのユースはショボくて、ガッカリだったが今回のアビモアはキレイでキッチン、ラウンジなども大きい。さすが4つ星のユースホステル!(オークニー・カークウォールのユースは2つ星)
ユースの良いところはインターネットのアクセスポイントが必ずある(有料、備え付けのコンピュータか自前のPCを無線LANで接続)ことと、洗濯ができること。それに長旅で外食ばかりじゃ気分も悪くなるが、自炊で足りない野菜類を補給したりできること。日本ではめずらしい食材を使って料理をするのも楽しいし、旅人たちとの交流もできる。よっぽど賑わうシーズンや大都市のユースでない限り、グループごとに部屋を割り振ってくれる(家族以外、男女別)ので、他の宿泊者に気兼ねすることもない。※さすがに大都市グラスゴーのユースは相部屋だ。
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